心の不調がでやすい季節のセルフケア

今日の東京の最高気温は17℃予想。週末は4℃というから、春と冬が行ったり来たりという感じですね。

春は就職や進学、仕事の異動など、新しい環境に変わる人が多く、さまざまな理由によって、身体だけでなくメンタルバランスを崩しやすい時期です。

さまざまな研究から、女性は男性の2倍うつ病になりやすく、うつ病が女性に多いことは世界的な傾向として一致しています。女性の一生のなかでは,思春期,産褥期や更年期がうつ病を特に発症しやすい時期とされています。思春期、産褥期、更年期以外がうつ病にならないということにはなりません。

うつ病の兆候として

・お風呂に入ったり、シャワーを浴びたりしなくなる

・服装が乱れがち、服装が気にならなくになる

・急に痩せたり太ったりする

・感情の起伏が激しくなる

・何かと不満が多くなる

・一人になりたくなる

・ぼんやりすることが増える ・・・などがあります。

 

「猫背」はうつ病のリスクを高くする 

冬の間、肩をすくめたり、背中が丸めたり、寒さから身体を守ろうと「猫背」になります。

寒くない場所でも、

スマホをしている人、

パソコンをしている人、

年齢に関係なくほとんどの人が「猫背」になってます。

猫背」だと美容面では

・老けてみえる

・背中とお腹に余分な脂肪がつきやすくなる

こうはなりたくないですよね!

それだけではありません。「脳梗塞とうつ病のリスクが高くなる」という研究報告もあります。

 

猫背改善のためのセルフケア

猫背を改善する簡単なセルフケアのひとつは、肩甲骨と肩甲骨を寄せる運動です。

猫背になっている姿勢だと、両方の肩が前の内側に巻いている(内旋)していて、肩甲骨が外側にでてしまっている状態。

肩甲骨の内側を身体の中心の背骨(胸椎)に近づけるようにします。

肩甲骨が胸椎に近づけることで、胸を大きく広げることになり猫背が改善します。

 

自律神経バランスを整える 

今日の東京の最高気温予想は16℃。週末の東京の最高気温予想は4℃。

一日の中でも10℃くらいの気温差があったりします。

身体は生命を守るためにどんなに外が寒くても、暑くても、体内環境を一定に維持するシステムが働いています。それが自律神経の役目でもあります。

気温の寒暖差が激しいことで、体温調節にばエネルギーをとられて疲弊していくため、自律神経バランスが乱れてきます。そのため慢性的な疲労や、身体がいつもだるい、不眠、便秘や下痢などになりやすく、イライラするようになったり、不安感や疎外感を感じたり、落ち込みやすかったり、やる気が出ない、憂鬱になるといったメンタルにも影響を与えます。

自律神経バランスを整えるには、規則正しい生活、バランスの良い食事、質の良い睡眠、適度な運動をとることです。

夜遅くまでスマホやパソコン、テレビを見ることは、副交感神経のスイッチが入らいまま入眠することになり、質の良い眠りができなくなりますので気をつけましょう。

 

セロトニンの分泌量を増やす 

幸せホルモンと呼ばれるホルモンは、「オキシトシン」と「セロトニン」の2種類あります。

その中の「セロトニン」の分泌量が、女性は男性よりもともと少ないということもあり、女性のうつ病が男性よりも多い理由といわれています。

セロトニンは、精神の安定や鎮静といった作用のあるホルモンで、怒りや不安や恐怖などの感情を和らげてくれるもので、セロトニンの分泌量が少なくなることで、メンタルにダイレクトに影響が表れてイライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、憂鬱になります。

セロトニンは、太陽の光を浴びたり、ウォーキングや呼吸法、触れ合いによって増やすことができます。

なかでもハグや抱擁、握手や手をつなぐ、マッサージを受けることは、セロトニンだけでなくオキシトシンの分泌促進にもなるのでおすすめです。

 

一人暮らしだったり、仕事で生活リズムが不規則だったり、家族と触れ合いができないという人は、一挙両得セルフケアをおすすめします。

 

自律神経バランスを整えてセロトニンの分泌を増やす

一挙両得セルフケア 

自律神経バランスを整えるのにも、セロトニンの分泌量を増やすにも両方に良いセルフケアとして「入浴」をおすすめします。

・41℃までのお風呂(ぬる目38℃~40℃が理想)にゆっくり浸かる

・お風呂に浸かりながら、「ありがとう」と自分の身体を優しく撫でまわす

・最後に今日一日嫌だったことも一緒に洗い流すイメージでシャワーを浴びる

ぬる目のお風呂にゆっくり浸かることで得られる効果として、

●自立神経の副交感神経が活性するので、身体も心もリラックス状態に導くことができます。

●お湯に身体が包まれることで、孤独感がやわらぎます。

●身体の深部から温まることで、冷えや浮腫み、肩こりなどの循環不良によっておこる問題も改善しやすくなります。

●入浴中は体温がゆっくりしっかり上昇し、入浴後体温の低下との落差が大きくことで、睡眠の質が向上します。(ただし、身体が冷え切ってしまってからの入床だと効果が期待できなくなります)

●温かいお湯に包まれている皮膚感覚、優しく身体を撫でるという心地よい皮膚刺激、これらが同時に脳に伝達され、安心感が得られます。

この自分自身の身体に愛情をしっかり届ける入浴法は、

不安感や孤独感、イライラや怒りを鎮めて身体の内側から素晴らしいパワーを湧かせる入浴法です。

お湯の温度が41℃を超えると身体への作用が真逆になるので、お湯の温度には気をつけてください。

 

 

 

 

 

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