猫背、脳が老化して生命を脅かす?!

最近は、若者で猫背が劇的急増中!

その原因はスマホにあると思われます。

スマホをしている時の姿勢は、

頭を下に傾けて首を屈曲している状態。

まるで萎れた花のよう・・・

イキイキしているようには見えないので、

未来の日本がちょっと心配になります。

 

猫背の姿勢の特徴は、大きくみると3つです。

・頭部の位置が前にでる

・背中が丸まる

・肩が内側に寄っている

これらがどのように身体に問題を生じるかを見てみましょう。

頭が前にでることで、首の負担が増加!

米ニューヨーク市の脊椎専門クリニック

Dr.Kenneth Hansraj氏の研究で、

頭を前に傾けていく角度が増すにつれて、

首への荷重が増えていくことが明らかになっています。

 

 

頭を前に倒す角度が、

・15度で12Kg ・30度で18Kg ・45度で22Kg ・60度で27Kg

と首への負担が増していくとのこと。

このことで、

血液循環が阻害されて、首こり、肩こりを悪化させます。

 

もっとも怖いのは椎骨動脈への影響

椎骨動脈という名前は、

一般的に馴染みのない名前ですが、

実は、脳にとって非常に重要な椎骨動脈で、

脳幹部を栄養する血管です。

猫背や一般的にスマホ首やストレートネックになると、

頸椎に常に負担がかかっている状態となって、

脳梗塞や椎骨動脈剥離などのような、

生命を危機にさらす病気になる可能性がぐっと高まります。

 

椎骨動脈とは?

椎骨動脈(vertebral artery)は、

頸部を後方へ走行したのち、

第6~1頸椎の横突孔を通って上行し(頭の方向へあがる)、

頭蓋底の大後頭孔に入る動脈です。

脳幹に栄養する血管です。

首が傾いたりすると、

庭に水をまくホースが、ねじれて水が出ない状態と同じになって、

椎骨動脈が圧迫され、脳への血液供給量が減少します。

 

噛み合わせが悪くても首に影響する

顎関節が痛くなる意外な原因

頭の位置と姿勢は深~い関係

を覧いただいた方は、

ふむふむとわかって頂いていると思います。

ここでおさらい。

顎関節がアンバランスになってたり、

噛み合わせが悪かったり、

また頭の位置によって、バランスをとるために下顎の位置が変わり、

頸椎のバランスも悪くなります。

大阪大学名誉教授 丸山剛郎氏と人間性脳科学研究所所長 澤口俊之氏との共同研究で、

噛み合わせを正しくすることで、

脳老化の改善、免疫系の改善、子供の心・知能の健全育成

がわかっています。

猫背は脳を老化させるし、生命の危機リスクが高くなるということです。

あなたは猫背になってないですか?

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