足のアーチと歪み

顔の歪みや身体の歪み。

美容面だけでなく、健康面からみても、身体に歪みがない方がいいに決まっています。

足や膝が痛い、腰が痛い 足の変形などの症状は、姿勢が大きく影響しています。

姿勢というと上半身ばかりポイントを置きがちですが、実は足元がとっても重要!

身体の土台となる足元から改善することは、身体の歪みだけでな健康な体の基礎を作ります。

 

足のアーチとは?

足のアーチは、第1および第5中足骨の骨頭まで、体重を分散する三角形の上に立っていて、3つのアーチがあります。

 

内側と

 

●3つの楔状骨(けつじょうこつ)を経て、立方骨(りっぽうこつ)へと左右に走行している横アーチ。

●前部の踵骨から距骨(きょこつ)、舟状骨(しゅうじょうこつ)および3つの楔状骨を経て、第3中足骨の前部まで走行する、足の内側縁で構成する内側縦アーチ

●前部の踵骨から立方骨(りっぽうこつ)をへて、第4および第5中足骨まで走行する外側縦アーチ

足の外側縦アーチは、正常な場合、体重がかっているときは地面についている状態になります。

これらの3つのアーチは、骨の形状と骨同士の関係、靭帯・腱膜・筋によって維持されていますが、最も重要となる部位は、靭帯と腱膜と考えられ、底側踵舟靭帯スプリング靭帯)は、短くて幅広く、踵骨に付着して舟状骨と前方に走行していて、足の縦アーチの内側を支えていることから、重要視しなくてはいけない靭帯です。

 

足のアーチから何がわかる?

足のアーチをみると、身体のクセがわかります。

足裏のアーチがくずれる原因は、不適切な歩き方によって足裏の筋力低下または足裏の筋肉の偏った使い方。これは身体のクセから起こるものです。また筋肉の疲労が蓄積している場合も影響しますが、最も影響を与えているのは長年培われた身体のクセです。

足のアーチは体重のかかり方と相関関係があります。

偏平足の場合、内側縦アーチが消失しているので2になります。→X脚の人に多いパターン。

●足の甲が高い人は、内側縦アーチが増大なるため3になります。→O脚・ガニ股に多いパターン。

美脚を目指すなら「踵骨」 をご覧ください。

●女性に多いのは4の開帳足で、90%の女性が該当するといわれています。

左側のイラストは正常な足のアーチ。右側のイラストは開帳足。

足の横アーチがベターッと横に広がっている状態です。主に、足趾間で横アーチのつながり強度が弱まったり、ハイヒールをはくことで、前足部に過度の負担をかけ続けることで引き起こされます。ここから外反母趾に発展します。

いずれにしても、足裏のアーチは筋肉と腱と靭帯で支えられているので、それらのバランスがくずれると、橋が落ちてしまうようにアーチがつぶれてしまうので要注意です。

 

履きなれた靴が歪みを固定化する

身体を最終的に2つの足部で支えています。

頭から地面に向かって重力(負荷)のベクトルが向かい、
足部から地面に当たると、そこで反発したエネルギーが上に伝わります。

履きなれた靴は、身体の使い方、体重のかけ方のクセがそのまま記憶されている形状記憶装置のようなものです。
なので履きなれた靴を履き続けていることは、身体のクセ、歪みを固定化して、アンバランスを強化し続けていることになります。

身体のアンバランスを改善するには、履きなれた靴も見直さないといけないですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です