骨を強くするためには? 

咳をして肋骨を骨折した

ちょっと転んだだけなのに足を骨折した

という話を聞いたことはありませんか?

骨が強度を失っていると、骨折しやすくなります。

いつまでも健康でいるために、

骨が丈夫であることは大切なことです。

では、骨を丈夫にするためには、

何が必要なのでしょうか?

骨を強くするには? 

骨を強くするには、

・適度な運動

・カルシウムとビタミンDの摂取

が必要です。

また日光を浴びることで、カルシウムの吸収率を高めるビタミンDが皮膚でつくられ骨を丈夫にします。

閉経後の女性に骨粗鬆症が多いのは、

女性ホルモンには骨密度を保つ働きがありからです。

女性は、閉経を機に女性ホルモンの分泌量が急に減少するため骨量が減少します。

この中の「適度な運動」という言葉に、

隠れた重要な要素があります。

 

骨を強くするために重力が必要 

骨を強くするためには、骨に負荷がかかる運動を行うことが必要です。

地球上では重力あるから、骨に負荷をかけることができます。

骨は血液が運んでくるカルシウムを吸収する骨芽細胞

骨の中の使い古したカルシウムを破壊して血液中に放出する破骨細胞によって、

絶えず新陳代謝を繰り返しています。

運動などをして骨に重力の負荷をかけると、

カルシウムを呼び寄せる電気エネルギーが骨に発生し、

骨を作る細胞が働きやすい状態になってカルシウムの吸収を促します。

地球上に暮らしている生物は重力の影響を受けて生きていますが、

この重力の影響が少ない=骨への負荷が減少、

そうなると骨を作るためのカルシウムが吸収できなくなり、

加えて骨の中の古くなったカルシウムは血液中に溶け出して

体外に排泄されてしまうので骨は次第にやせ細っていきます。

宇宙飛行士が重力のない空間で生活していることで、

 骨のカルシウム成分が、骨から血中や尿の中に溶け出し、
地上の骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の患者の約10倍の速さで
骨の密度が低下するケースも報告されています。

骨折したときの治療法 

骨を骨折した場合の治療として

骨折の程度や場所によってはプレートやピンで固定します。
関節部のない骨の部分の場合は、ある意味簡単に固定できるのですが、
関節部が多い部分においては、関節の可動性を阻害したり、
もしくは関節の機能自体を失う恐れがあり難しくなります。
しかし骨折の場合、どんなケースにおいても、
骨が融合するまでは固定する必要があります。
粉砕複雑骨折の場合は、骨自体の強度が失われた状態なので、
たとえプレートやピンが入っていたとしても、
骨が融合して強度がない状態で荷重すると、
またバラバラになってしまいます。
そのため、
いつから、どのていど荷重を始めるのか?
このタイミングがとても重要になります。

骨を強くする運動 

骨を

背筋を鍛える

背筋を鍛えることで、加齢に伴う腰椎の骨密度の低下を抑制できるので、

背骨の骨折の発生を減らことに役立ちます。

また、猫背を改善することにもなります。
スクワットをする
スクワットは、膝の曲げ伸ばしに関わる太ももの筋肉の
大腿四頭筋群(大腿直筋、内側広筋、外側広筋、中間広筋)と、
股関節の曲げ伸ばしに必要なお尻の大殿筋や、
太ももの裏側にあるハムストリング筋(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)を、
同時に鍛えることができる効果の高い運動です。
片足立ち
片足で立つことで、体幹のバランスを鍛えることができます。
また、大腿骨頚部に負荷が強くかかるので、
骨密度が上がることが報告されています。

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