顔の強張りがなくなった(顔面神経麻痺後のクライアントの事例)

「主人に受けさせたい」

サロンのお客様がご主人が2年前に顔面神経麻痺になられて、
そのあとも後遺症があることを相談されました。

ご主人に勧めらたときは、
全く興味がなさそうで
「もういいわ」と諦めモード。

「受けたいと思わないときは、ご主人のタイミングでないんですよ」とお話しながら、
タイミングがきたらきっと受けたいと言ってこられるだろうな~と心の中で呟いていました。

なぜなら、今までもそういった方がたくさんおられたからです。

それから数カ月。

奥様から、

「主人が一度受けてみたいと言ってるんですが、お願いできますか?」

とご連絡を頂きました。

私は、ご主人の中にあるタイミングがきたんだな~と、

まずは体験ということで、スケジュール帳を開いて

奥様とご一緒に来ていただける日にご予約を抑えました。

体験ご予約日当日。

奥様に連れられて来られたご主人さま。

スリムでおしゃれ。

「年齢よりは若く見らるんだろうな~」

という好印象。

とはいいつつも、顔の左右のアンバランス(歪み)がとっても気になる!

このアンバランス(歪み)が改善したら、

もっと若くカッコよくなるのにな~と心の中でブツブツ。

「どうして受けてみたいと思われたんですか?」

と質問すると、奥様の変化を見ていて「なんか面白い」と思ったそうです。

「今困っていることはありますか?」

と質問すると

「顔の強張りですかね~」

と返ってきました。

 

顔面神経麻痺

病気や強いストレス、ウィルスなどによって顔面神経がダメージを受けて、

12本ある脳神経のうちの7番目の神経(顔面神経)

顔面の筋肉を動かす表情筋の麻痺を指します。

多くの場合、顔の半分に麻痺がおこり、

・顔の片方が動かせない

・口元から飲んだものや、食べたものをこぼしてしまう。

・よだれがたれてしまう

・空気が口からもれて、しゃべりにくくなる

・目を閉じようとしても完全に閉じれない

・まぶたが開きにくい

・涙がでる

・聴覚が過敏になる

・味覚がわかりにくくなる

などの症状が表れます。

 

顔面神経麻痺の原因

顔面神経麻痺の70%以上は急性麻痺です。

急性顔面麻痺は、

・ベル麻痺やハント麻痺などのヘルペスウイルスなどによるもの

・外傷や耳下腺腫瘍など腫瘍を切除したことによる一時的な神経損傷によるもの

が原因とされています。

急性顔面麻痺の場合、薬物投与などの治療で80%近くが1年以内に完治するといわれていますが、

違和感や後遺症が残る場合もあるので、

「おかしいな?」と感じたら、早急に耳鼻咽喉科などで診てもらう必要があります。

神経麻痺は、治療が遅れるほど回復が悪くなるので、

早急に治療を始めることが、後遺症を残さないようにするために重要です。

 

顔面神経麻痺後のクライアントの事例

筋肉が動く仕組みを簡単に一言でいうと

筋肉運動は、筋肉を弛緩または収縮させることで行われています。

筋肉を弛緩または収縮するのは、神経から伝達指令が送られています。

神経麻痺という言葉のとおり、

神経からの伝達指令が上手く十分に届かない、

または受け取れないという状況になります。

このクライアントさんの場合、

神経麻痺によって右側の顔の筋・筋膜が拘縮固定している箇所と
逆に拘縮が上手くいかない箇所とがいくつもありました。

まずは拘縮をリセットして、

組織に柔軟性を取り戻させてあげる施術が最初のステップになります。

毎日のセルフケアとして、側頭骨のバランスを整えるケアと

表情筋のバランス・強化を指導していて、それを今も継続して頂いています。

 

 

 

ご自身の変化を確認いただくと
「以前も若く見られていたんだけどな~」

とおっしゃるご主人に、

「さらに!若くカッコよくなりましたね」とニコッ。

フレームセラピーだからできるんだよね~と心の中でブイサインをしてました。

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