ある日突然、顔の半分がうまく動かせない
それは顔面神経麻痺です。
顔面神経麻痺の原因は多岐にわたっていて、
性別に関係なく、どの年齢層でも発症しますが、
40歳代の発症が最も多いといわれています。
顔面神経
顔にはいろいろな神経がありますが、
顔面神経はその名前のとおり、顔面の筋肉を動かす神経です。
顔面神経は、側頭骨の中を走行しており、
耳下腺のところで3つの枝にわかれて、それぞれの筋肉に分布します。
この顔面神経に、何らかの問題が生じると顔面麻痺が起きます。
顔面神経麻痺
病気や強いストレス、ウィルスなどによって顔面神経がダメージを受けて、
12本ある脳神経のうちの7番目の神経(顔面神経)
顔面の筋肉を動かす表情筋の麻痺を指します。
多くの場合、顔の半分に麻痺がおこり、
・顔の片方が動かせない
・口元から飲んだものや、食べたものをこぼしてしまう。
・よだれがたれてしまう
・空気が口からもれて、しゃべりにくくなる
・目を閉じようとしても完全に閉じれない
・まぶたが開きにくい
・涙がでる
・聴覚が過敏になる
・味覚がわかりにくくなる
などの症状が表れます。
顔面神経麻痺の原因
顔面神経麻痺の70%以上は急性麻痺です。
急性顔面麻痺は、
・ベル麻痺やハント麻痺などのヘルペスウイルスなどによるもの
・外傷や耳下腺腫瘍など腫瘍を切除したことによる一時的な神経損傷によるもの
が原因とされています。
急性顔面麻痺の場合、薬物投与などの治療で80%近くが1年以内に完治するといわれていますが、
違和感や後遺症が残る場合もあるので、
「おかしいな?」と感じたら、早急に耳鼻咽喉科などで診てもらう必要があります。
神経麻痺は、治療が遅れるほど回復が悪くなるので、
早急に治療を始めることが、後遺症を残さないようにするために重要です。
顔面神経麻痺発症後のクライアント事例
2年前に顔の右側に顔面神経麻痺を発症。
病院で治療をして、ずいぶん回復したとのことでした、
SEの仕事をされていて、一日中パソコンの前で仕事をされています。
奥様がフレームセラピー®で変わっていく姿を見ていて、
自分も受けてみたいと思われたそうで、
フレームセラピーを受けられることになりました。
顔の右側の組織の拘縮が強く、顔が右側に大きく歪んでいること
また、食事中に涙がでるということが、顔面神経麻痺後の後遺症といえます。
フレームセラピーを2回(月1回)受けられて、
「顔の右にあったこわばりが、ずいぶんなくなっている」
ということです。
毎日のセルフケアとして、側頭骨のバランスを整えるケアと
表情筋のバランス・強化を指導しており、今後の経過が楽しみです。
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